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トミー・ジョン手術

 / 2024.2.22

こんにちは!
トレーナーの長野です。

今日はトミー・ジョン手術についての投稿です!

トミー・ジョン手術とは
主に野球選手の投手が肘の靱帯を損傷した結果
靱帯を再建するために行う手術のことを言います。

最近では大谷選手が右肘の手術を行ったことで有名で
公表はされていませんが恐らくトミー・ジョン手術を行ったと言われています。




手術を行なってから復帰までには
個人差はあれど1年以上かかると言われており
術後は大変なリハビリを行うため、
精神的にも負担のかかる手術になります。

初めて行われたのは1974年で歴史のある手術になりますが
基本的には前腕にある長掌筋という筋肉の腱を靱帯の代わりに
移植するというものになります。

私が初めてトミー・ジョン手術の方法を聞いた時に感じたことは
”自分の体から移植するんだ”でした。

勝手に人工物で補えるものか何かがあってそれを移植するものかな
とは思っていたのですがその方法を聞いて驚いたのを覚えています、

自分の体の一部ですら移植したものが定着するために1年以上かかるため
人工物だと適応が難しいようです。


しかし、近年は医療の進歩もあり
長掌筋の腱に加え、人工靱帯も一緒に移植する
ハイブリット方式が採用され始めているようです!

いずれは完全に人工靱帯に移行する時が来るかもしれません。

どんどん進歩していって多くのアスリートがプレーしやすくなる
環境が整うといいですね!