ブログ

冬場に多い!ヒートショックに気を付けましょう

 / 2024.1.10

皆様こんにちは!
1月になり、寒さ厳しい季節ですね🥶🥶
このような時季に気をつけたいのが「ヒートショック」です。
ヒートショックとは、急激な環境温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけとして起ります。
ヒートショックは、特に冬季の入浴時に起こりやすいことが知られています。
暖房をしていない脱衣場や浴室では室温が極端に低くなりがちで、こうしたなかで衣服を脱ぐと、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がります。
温かい湯船に入れば、今度は血管が拡張して、血圧が急激に下がります。
このような入浴に伴う温度差が血圧を大きく上下させるために、失神や心筋梗塞、脳梗塞が起こったり、その結果として湯船で溺れ、命を落としてしまうこともあるのです。

ヒートショックのことは知っていても、心配なのは高齢者の方だけだと思っていませんか?
高齢者以外でもヒートショックになりやすい人は多くいます😢
以下の特徴や習慣のある人はヒートショックになりやすいと言われています。
もし自分がなりやすいと分かったら、特に注意して入浴するようにしましょう。

心筋梗塞を起こしやすい生活をしている
ヒートショックによる死亡事故は、心筋梗塞がもたらしているケースが多いです。
つまり、心筋梗塞になりやすい生活習慣を送っている人はヒートショックも起きやすくなってしまうでしょう。
生活習慣病はもちろんのこと、高脂血症・高尿酸血症・ストレス過多・喫煙などが代表的です。
生活習慣を改善して心筋梗塞のリスクを低くすれば、間接的にヒートショック予防に繋がります。

糖尿病・高血圧・肥満
糖尿病・高血圧・肥満は、動脈硬化を引き起こすのでヒートショックと関連が深いです。
例えば、長年糖尿病を患っている人は自律神経に障害があり、血圧が不安定です。
浴槽から立ち上がった際に血圧が急降下し、ヒートショックで倒れるケースは多くあるので、特に注意が必要でしょう。
高血圧や脂質異常症の人は動脈硬化が進んでいるため血圧が変動しやすく、こちらもヒートショックが起きやすいです。

睡眠時無呼吸症候群・動脈硬化・不整脈がある
生活習慣病などと同様に、睡眠時無呼吸症候群・動脈硬化・不整脈に悩まされている人も動脈硬化になりやすいです。
ヒートショックは、血圧の上昇による心筋梗塞・脳梗塞や脳出血などを引き起こします。
そのため血圧に関連する以上の症状がある人は、特に注意する必要があるでしょう。

浴室・トイレに暖房設備がない
ヒートショックは、暖かい室内から寒い空間に移動することで引き起こされます。
そのため、暖かい部屋から暖房がないトイレに移動したり、寒い脱衣所で着替えた後に温かい湯船に浸かるなど、家の中の寒暖差対策が不完全な場合は注意しなければなりません。
浴室やトイレに暖房器具が無く、リビングとの温度差が大きい場合は何らかの手を打たなければなりません。

熱いお風呂を好む
熱いお風呂が好きな人いるでしょうが、これはヒートショックの対策上好ましくありません。
熱いお湯に浸かると血圧が一気に上がり、そして数分後には急降下するので、血管に大きな負担がかかります。
血圧が下がりすぎると、意識障害を起こしたり失神する場合もあるので、非常に危険です。
風呂内でぼーっとしてしまうことがある場合、意識障害やのぼせを起こしていた可能性があるので要注意です。

長風呂しがち
お湯に浸かる時間は、合計で10〜15分程度が良いとされています。
長時間お湯に浸かっていると血圧が下がってしまうだけでなく、長時間入浴していると発汗を促し、血液が濃くなってしまいます。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなるので、入浴前に一杯の水を飲むなどして対策しておきましょう。
また、長風呂が好きな人はお湯の温度を低めにするなどしての工夫をしましょう。

飲酒後にお風呂に入る習慣がある
飲酒をするとアルコール効果で血圧が下がりますが、入浴をすると血管が拡張してさらに血圧が下がります。
つまり、飲酒後の入浴は血圧が二重に下がるので、危険な状態と言えます。
そのため、入浴前の飲酒はできるだけ控えて、血管に負担をかけないように意識しましょう。
もし入浴前に飲酒をした場合は、できるだけ時間を空けることをおすすめします。

これらの特徴に当てはまる方はヒートショックを起こさないよう
・脱衣所や浴室は、暖房で暖かくする。暖房がない場合は浴室を開けてシャワーから浴槽にお湯をはったり、浴槽のふたを開けておく
・お湯の温度は41℃以下に
などして気を付けて入浴しましょう!